超絶ドラマーRishad Shafi率いるトルクメニスタン(Trukmenistan)のバンドGunesh(Gunesh Ensemble: УНЕШ)による1984年のTV映像。ちなみに当時は旧ソ連。
曲は2nd「Looking at the Earth」(1984)から「The Pain of Loss」前半部〜「The Rhythms of the Caucasas」後半部と続くメドレー。
曲は2nd「Looking at the Earth」(1984)から「The Pain of Loss」前半部〜「The Rhythms of the Caucasas」後半部と続くメドレー。
Rishad以外のメンバーは不明ですが、同年に発表された2nd「Looking at the Earth」における、管楽器を除いたメンバーは以下の通りです。
[members]
Rishad Shafiev(ドラムス、パーカッション)
Vladimir Belousov(ベース)
Mikhail Loguntsov(ギター)
Hassan Mamedov(バイオリン)
Vladimir Belousov(ベース)
Mikhail Loguntsov(ギター)
Hassan Mamedov(バイオリン)
Oleg Korolev (キーボード)
Stepan Stepanyants (キーボード)
Stepan Stepanyants (キーボード)
※映像ではキーボードは一人なのですが、どちらかは(あるいは全くの別人かは)不明
強烈なエスニック・ジャズ・ロック。演奏は恐らくアルバム音源を使った当てぶりだと思われますが、とにかく髭のリシャドの存在感が凄いですね。“怒濤”とか“突進”とかいった言葉が浮かぶ強烈なドラミングです。
テクニック的にはそれほど難しいことをやっているわけではないと思われますが、クラシックやジャズの影響を感じさせない、その取り憑かれたようにひたすら叩きまくり隙間を埋め尽くさんとするプレイは、濃い風貌と相まってまさに圧倒的です。
テクニック的にはそれほど難しいことをやっているわけではないと思われますが、クラシックやジャズの影響を感じさせない、その取り憑かれたようにひたすら叩きまくり隙間を埋め尽くさんとするプレイは、濃い風貌と相まってまさに圧倒的です。
高速フレーズをユニゾンで決めまくるギターとバイオリンなど、他のメンバーのテクニックも凄まじく、イタリアのAREAやイギリスのBrand Xを思い出すほど。そこに加わるエスニックな風味も大きな魅力となっています。
バルカン音楽などもそうですが、クラシック、ジャズ、そしてポップスフィールドとは別の民族音楽という世界には、テクニック的にもメロディーやアンサンブル的にも、非常に豊穣な世界が広がっていることを感じさせてくれる音でもあります。
現在1st「Gunesh」も2nd「Looking at the Earth」も手に入りづらい状況ですが、2 in 1として「Rishad Shafi Presents Gunesh」というタイトルでCD化されたものが入手可能です。ちなみにこのCDでは2nd、1stの順で曲が並んでいます。
さらに続編として1984年〜1990年の作品集「45° in a Shadow」も出ています。
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