Genesisを1975年に脱退し1977年にソロ・アーティストとして活動を再開したPeter Gabrielが、2nd「Peter Gabriel II」(1978)ツアーにおけるドイツのEssenでのライヴをドイツのTV番組「Rockpalast」が放送したフルコンサート映像。
選曲は1st ソロアルバム「Peter Gabriel」(1977)と2nd「Peter Gabriel II」から。そしてラスト曲はもちろんGenesis時代の最後のアルバム「The Lamb Lies Down on Broadway(幻惑のブロードウェイ)」のタイトル曲です。
[members]
Peter Gabriel(ボーカル、キーボード、ドラムス)
Tony Levin(ベース、スティック、ボーカル、ピアノ)
Tony Levin(ベース、スティック、ボーカル、ピアノ)
Jerry Marotta(ドラムス、ボーカル、ベース)
Larry Fast(シンセサイザー)
Timmy Capello(ピアノ、サックス)
Sid McGinnis(ギター、ボーカル)
Larry Fast(シンセサイザー)
Timmy Capello(ピアノ、サックス)
Sid McGinnis(ギター、ボーカル)
[set list]
1. On The Air
2. Moribund The Burgermeister
3. Perspective
4. Here Comes The Flood
5. White Shadow
6. Waiting For The Big One
7. Humdrum
8. I Don't Remember
9. Solsbury Hill
10. Modern Love
11. The Lamb Lies Down On Broadway
2. Moribund The Burgermeister
3. Perspective
4. Here Comes The Flood
5. White Shadow
6. Waiting For The Big One
7. Humdrum
8. I Don't Remember
9. Solsbury Hill
10. Modern Love
11. The Lamb Lies Down On Broadway
シド・マギニスはパンキッシュな風貌
に似合わず、スライド・ギターを含めた様々なギターを使い分け、職人的な上手さを見せてくれます。「Modern
Love」ではギターのシールドが抜けてしまうというアクシデントも。ティミー・カペロは筋肉質の身体でパワフルなサックスとパワフルなピアノを披露。
そしてロバート・フリップ関連でも活躍するトニー・レヴィン、ジェリー・マロッタの抜群のリズム・セクションに加え、キーボードにはシンセサイザーの第一人者でシナジー(Synergy)名義でソロ・アルバムもヒットさせ、Nektarの「Recyced」(1975)を傑作に仕立て上げた影の立役者(だと私は信じている)ラリー・ファーストを擁したバンドは、バックバンドというよりは“ピーター・ゲイブリエル・バンド”として、皆存在感を発揮していますね。途中楽器の持ち替えもあって、ショーとしても楽しませてくれます。
ピーターはGenesis時代の派手で多彩なメイクのイメージを払拭するかのように髪の毛を短くカットし、まさにボーカリストとして勝負している感じ。プログレ風味を残しつつポップさとドラマチックさを兼ね備えた独自の世界を披露しています。
ラストのアンコール曲「The Lamb Lies Down on Broadway」も、Genesis時代の幻想性を取り払ったような力強い歌と演奏が聴けます。
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