2013年6月30日日曜日

「300 millones 1979」アラメダ



フラメンコ色の強い、いわゆるアンダルシアン・ロックを聴かせるバンドAlamedaが、スペインのTV番組「300 millones」に出演した時の映像。時期ははっきりしないのですが、1stアルバム「Alameda」(1979)の曲を一曲だけ披露しているようなので、1stアルバムを発表した1979年頃のものと思われます。

曲はその1stから「Aires De La Alameda」。

[members]
José Roca(ボーカル、ギター)
Manuel Rosa(ベース)
Manuel Marinelli(キーボード)
Rafael Marinelli(キーボード)
Luis Moreno(ドラムス)

ツイン・キーボードですが作り出される音はシンフォニックなものではなく、ピアノ、シンセなどカラフルな音色が絡み合う、フュージョン的な心地良いサウンドが特徴です。

その多彩なキーボード・サウンド活かしつつ、ホセのまさにフラメンコで言う“カンテ”を思わせるハスキーな声と情熱的な節回しが、このバンドの一番の魅力でしょう。

ちょっとオシャレでテクニカルなフュージョンになりそうで、彼の土臭いボーカルがしっかりロックに引き戻してくれるという感じですね。アルバムではスパニッシュギターが効果的に使われていますが、彼の歌だけでも十分にフラメンコの熱さが伝わってきます。
 
この映像でもホセの振り絞るようなボーカルが素晴らしいですね。アルバム音源と比べてみて、恐らく当てぶりだと思われますが、ホセの歌はきっと生でも十分聞き応えがありそうな、そんあ迫力が伝わってきます。

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