2013年6月9日日曜日

「Musica in Libertà 1974」レ・オルメ



イタリアのキーボード・トリオLe OrmeがイタリアのTV番組「Musica in Libertà」に出演した際のスタジオライヴ。「Contrappunti」(1974)の曲を演奏しているので、1974年の映像ではないかと思われます。

曲は「Contrappunti」から「Contrappunti」と「Frutto Acerbo」の2曲。

[members]
Toni Pagliuca(キーボード)
Aldo Tagliapietra(ボーカル、ベース、ギター)
Michi Dei Rossi(ドラムス、パーカッション)

名作「Felona e Solona」(1973)に続く「Contrappunti」は、作曲家/編曲家/指揮者であるGian Piero Reverberiが参加して作られた作品。恐らく協力はアルバム制作のみで、ライヴ活動には参加していなかったと思われますが、作品の方向性や完成度には大きく貢献していたことが想像されます。

そんな経緯もあり、バンドも演奏がこなれてきたこともあってか、Le Ormeの作品の中でも、ここで演奏されるアルバムタイトル曲は、完成度の点で屈指の出来でしょう。

かつてはドタバタしていたミッキ・デイ・ソッシのドラムスもテクニカルでキレの良い音を叩き出し、キーボードのトニー・パッリューカも多彩ながら無駄も気負いも無い誠実なプレイが光ります。

しかしやはりアルド・タリアピエトラの哀愁のボーカルが素晴らしいですね。そして耳に残る美しいメロディーもLe Ormeならではです。

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