傑作「Relayer」(1974)発表後にキーボードのパトリック・モラーツが脱退し、リック・ウェイクマンが再び加入して制作された「Going for the One」(1977)。そのままのメンバーで翌年制作されたのが「Tormato」(1978)でした。
この映像はその「Tormato」発表後(と言っても約9ヶ月後)、フィラデルフィアのスペクトラム・アリーナでの公演を収録したものです。テレビ用に撮影されましたが、放送されたのは一部で収録時間50分程。そのラストを飾る「Roundabout」です。
[members]
Jon Anderson(ボーカル)
Chris Squire(ベース)
Steve Howe(ギター)
Alan White(ドラムス)
Rick Wakeman(キーボード)
このツアー直後にジョンとリックが脱退という、バンド的には崩壊寸前と言える時期でのライヴですが、演奏はさすがにこのラインアップならではの完成度。「Yessongs」(1972)の鬼気迫る雰囲気とは異なり、安定感と余裕を感じさせつつ、自分たちの音世界を観客に届けてくれている感じです。
初登場となる回転円形ステージですが、コンパクトで立体的なセッティングがとてもカッコ良いですね。ステージ上にグランドピアノが載っているのが当時を偲ばせてくれます。
曲のスピードもかなり速く、ちょっと神がかったようなアンサンブルに興奮させられます。リック・ウェイクマンのパーカッシヴなハモンド・オルガンが素晴らしいですね。観客の盛り上がりも凄いです。
曲のスピードもかなり速く、ちょっと神がかったようなアンサンブルに興奮させられます。リック・ウェイクマンのパーカッシヴなハモンド・オルガンが素晴らしいですね。観客の盛り上がりも凄いです。
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