イタリアのバンドNew Trollsが、イタリア国営放送RAI UNOで1971年に行なったライヴ映像。場所は巨大なパイプオルガンを備えるナポリのAuditorium Rai di Napoli(ナポリ・RAI講堂)、共演はRAI所属オーケストラと思われます。
[members]
Nico Di Palo(ボーカル、ギター)
Vittorio De Scalzi(ボーカル、ギター、フルート)
Vittorio De Scalzi(ボーカル、ギター、フルート)
Gianni Belleno(ドラムス)
Giorgio D'Adamo(ベース)
Giorgio D'Adamo(ベース)
Maurizio Salv(キーボード)
[set list]
1. Concerto Grosso I Allegro
2. In St.Peter's Day
1はエンリケ・バカロフのアレンジによるオーケストラと共演した名盤「Concerto Grosso I」(1971)の冒頭曲、2は「Searching For A Land」(1972)収録のアコースティック・ナンバー。
とにかく会場が異様に広く聴衆の数も凄まじく、当時の国営放送がロックバンドを呼んでこの規模のライヴを行なうことが出来たことに感動します。クラシックとかロックとかいうジャンル的なこだわり以上に、音楽として良いものは受け入れてしまうというような国民性の違いを見る思いですね。
とにかく会場が異様に広く聴衆の数も凄まじく、当時の国営放送がロックバンドを呼んでこの規模のライヴを行なうことが出来たことに感動します。クラシックとかロックとかいうジャンル的なこだわり以上に、音楽として良いものは受け入れてしまうというような国民性の違いを見る思いですね。
またオーケストラが身近な存在であるという点も痛感します。日本で言えばもう少しコンパクトなビッグバンド的な感覚で、フルオーケストラがサポートしているという感じなのかもしれません。
さて演奏の方は言いますと、時間の関係とかもあったのかもしれませんが、「Concerto Grosso I Allegro」はアルバムより速いテンポで一気に聴かせます。しかしバンドとオーケストラとバンドの息もピッタリです。
そして後半、後に音楽的確執が続くことになるヴィットリオ・デ・スカルツィとニコ・ディ・パーロが、並んで歌っているいる姿にグッと来てしまいます。
「Allegro」ではフルートを吹き、後半の「In St.Peter's Day」ではアコースティック・ギターの弾き語りで切々と歌うヴィットリオの、ちょっと緊張した表情が良いですね。ニコのファルセット・ボイスが美しい!
「Allegro」ではフルートを吹き、後半の「In St.Peter's Day」ではアコースティック・ギターの弾き語りで切々と歌うヴィットリオの、ちょっと緊張した表情が良いですね。ニコのファルセット・ボイスが美しい!
しかしどちらの曲も聴いていて恥ずかしくなるくらい超ドラマチックにオーケストラが盛り上げてくれますね。 これぞイタリアという感じです。
|
|
0 件のコメント:
コメントを投稿