2013年5月3日金曜日

「Rai 1973」オザンナ



イタリアのヘヴィー・シンフォ・バンドOsannaが、イタリア国営放送Raiの番組に出演したTV映像。曲は1st「L'uomo」から「Non Sei Vissuto Mai」。1973年とビデオの概要には記されていますので、2nd「Milano Calibro 9」(1972)発表後の姿ということになります。

Elio D'anna(フルート、テナー&バリトン・サックス)
Lino Vairett(ボーカル、キーボード)
Danilo Rusici (ギター)
Lello Brandi(ベース)
Massimo Guarino(ドラムス)

ギターはダニーロ・ルフティチ一人しか弾いていないのに、途中のギターソロの場面でも冒頭から続くギター・リフの音が途切れず鳴っているのでアルバムと聴き比べたところ、アルバム収録の同曲の、ラストのアコースティック・バーとをカットしたものを使った職人的に上手い当て振り&口パクだと思われます。

しかし生演奏ではないにしても、醸し出す雰囲気の妖しさやオドロオドロシさは十分伝わってきます。音もいかにも70年代初頭を思わせる荒々しいハード・ロック。ファズ・ギターが良い味を出しています。

リノ・ヴァイレッティのボーカルは声質も良く声量もあり、見た目の印象とは異なり名カンタトゥーレのような“聴かせる”魅力がありますね。さらにエリオ・ダーナのフルートもイフェクトをかけて不気味な効果を加えてはいますが、テクニック的にも確かな演奏。こうした要素がOsannaに独特な美しさと叙情をもたらしていると言えるでしょう。

その妖しく暗く美しく激しい世界は、メロトロンの導入によってさらに劇的な展開を見せ、傑作「Palepoli」(1973)として結実するのでありました

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