ドイツ(当時は西ドイツ)のバンドTriumvirat(この時期は正式にはNew Triumvirat)が、ドイツの公共放送ZDF(第2ドイツテレビ)の番組「Pop Rock」に出演した1978年の映像。曲は「Pompeii」(1977)からインストゥルメンタルの「Dance on the Volcano」。
[members]
Jürgen Fritz(キーボード)
Jürgen Fritz(キーボード)
Curt Cress(ドラムス、パーカッション)
Dieter Petereit(ベース)
Dieter Petereit(ベース)
Triumviratはキーボード奏者のハンス・ユルゲン・フリッツが中心となって1969年に結成されたキーボード・トリオで、EL&Pの影響が随所に感じらつつも、端正なキーボードプレイとポップなメロディーを活かしたサウンドを特徴とし、アルバムを4枚発表。ドイツでの人気を不動のものにします。
第5作目となる「Pompeii」を制作するにあたって大幅なメンバー・チェンジがあり、結局このアルバムはフリッツのソロ・プロジェクトのようなかたちで、彼以外のメンバーは皆ゲスト扱いとなりました。そしてバンド名もNew Triumviratとなります。
第5作目となる「Pompeii」を制作するにあたって大幅なメンバー・チェンジがあり、結局このアルバムはフリッツのソロ・プロジェクトのようなかたちで、彼以外のメンバーは皆ゲスト扱いとなりました。そしてバンド名もNew Triumviratとなります。
しかしソロ・プロジェクト扱いとは言えフリッツの、テクニックに過度に走らないメロディアスなキーボード・プレイを中心とした、バランスの取れたバンドサウンドは、紛れもなくTriumviratのもの。 このライヴはそんな時期に、ボーカルのバリー・パーマー(Barry Palmer)抜きでインスト曲を披露したものです。ただし惜しむらくはアルバム曲を使った当て振りだと思われます。
このアルバム「Pompeii」からはラスト曲「Hymn」がシングルヒットし、逆にバリー・パーマーがフロントに立つポップ・バンドのようになった映像も残されていますが、本来の“キーボード・トリオ” 的な演奏を記録した映像はレアだと言えるでしょう。
フリッツの奏でるムーグのメロディーが印象的で、それをカート・クレスが非常にタイトなドラミングで支えているので、音に厚みはないのにとても安定感のある見事なアンサンブルになっていますね。
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