バイオリン×2、ヴィオラ、チェロという弦楽ユニットを擁する多国籍バンドEsperantoが、フランスのTV番組「POP2」で取り上げられた時の映像。パリのバタクラン(Bataclan)劇場でのステージの模様が収められています。
リーダーはベルギー人でバイオリン・作曲担当のレイモンド・ヴィンセント。
リーダーはベルギー人でバイオリン・作曲担当のレイモンド・ヴィンセント。
[members]
Raymond Vincent(1st バイオリン)
Godfrey Slamon(2nd バイオリン)
Tony Harris(ヴィオラ、サックス)
Timothy Kraemer(チェロ、ピアノ)
Godfrey Slamon(2nd バイオリン)
Tony Harris(ヴィオラ、サックス)
Timothy Kraemer(チェロ、ピアノ)
Janice Slater(ボーカル)
Bridget Lokelani Dudoit(ボーカル、アコースティック・ギター)
Glenn Shorrock(ボーカル、ギター)
Joy Yates(ボーカル、フルート)
Brian Holloway(ギター、ピアノ)
Gino Malisan(ベース、フルート)
Bruno Libert(キーボード)
Tony Malisan(ドラムス)
※ 映像からは11人のように思えますが、メンバーが正確に確認出来ないので、1stアルバムのクレジット・メンバーを挙げてあります
[setlist]
1. On Down the Road
2. Busy Doing Nothing
デビューアルバム「Rock Orchestra」(1973)発表時のライヴで、この時期は特に大所帯だったようです。弦楽カルテットとボーカル・グループとロックバンドの3つが合体したような、アルバムタイトル通りロック・オーケストラ的な編成ですが、出てくる音は基本的にソウルフルなボーカルを主体としたファンク・ミュージックです。
クラシカルなインストゥルメンタル曲を中心に据え、よりシリアスで実験的な作品に変化した2ndからはちょっと想像しにくいサウンドですが、例えば同時期にEarth, Wind & Fireのようなバンドが登場していることを考えると、当初このEsperantoは新しいファンク・ミュージックを模索していた、それも敢えてクラシカルな弦楽器をぶつけるという斬新な試みをしていたバンドだったと言えるかもしれません。
正直なところまだアイデア先行という感じで、弦楽器も活かされているとは言い難い気がしますが、でもこの雑然とした中にうずまくパワーみたいなものは、特にライヴではかなりのインパクとがあったのではないかと思われます。
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