2013年5月2日木曜日

「Live in Rome 1972」バンコ・デル・ムトゥオ・ソッコルソ



イタリアのバンドBanco del Mutuo Soccorsoが、1972年にローマで行なわれた“Festival Avanguardia e Nuove Tendenze(前衛と新しい潮流の音楽の祭典)”に参加した際のライヴ映像。イタリア国営放送Raiのテレビ映像。

「Banco Del Mutuo Soccorso」(1972)でアルバム・デビューした頃にあたり、曲もこの1stアルバムからで名曲「R.I.P(requiescat in pace:ラテン語で「安らかに眠れ」の意)」です。

[members]
Vittorio Nocenzi(オルガン、シンセサイザー、クラリネット、ボーカル)
Gianni Nocenzi(ピアノ、フルート、ボーカル)
Marcello Todaro(ギター、ボーカル)
Renato D'Angelo(ベース)
Pierluigi Calderoni(ドラムス)
Francesco Di Giacomo(リード・ボーカル)

ボーカルのジャコモをセンターに、ノチェンツィ兄弟がシメトリーに向き合うセッティング。二人のキーボード奏者がサウンドの核になっていることが伺えます。特にジャンニ・ノチェンツィのピアノが素晴らしく、生ピアノが活躍するハードロックという特異なサウンドを作り上げています。

そしてジャコモのボーカルも朗々と歌い上げるカンツォーネ・タイプ。決して声量や音域の面で突出している訳ではありませんが、お伽噺にでも出てきそうなその風貌と、その風貌には似合わない甘い声質で、これまたハードロックなサウンドには似つかわしくない個性を醸し出しています。

演奏の素晴らしさに反して、映像的にも音声的にもちょっと厳しい内容なところが残念ではありますが、逆にこの荒さが当時の熱気溢れるコンサートの貴重な記録であることを感じさせてくれます。

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