オランダが誇る最強のプログレッシヴ・ロックバンドFocusによるロンドン・レインボー・シアターでのライヴ映像。曲はアルバム「Moving Waves」(1971)、「Focus 3」(1972)からの曲で構成され、まさに絶頂期のFocusが味わえる1973年のパフォーマンスです。
ライヴアルバム「At the Rainbow」(1973)と同内容のパフォーマンスですので、このライヴ・アルバムを聴いてきた人には、「あのライヴが絵がついた状態で見られるんだ…」という感慨もひとしおでしょう。
とにかくクラシック&ジャズの素養のあるヤン・アッカーマンとクラシックの教育を受けてきたタイス・ヴァン・レア(テイス・ヴァン・レール)の音楽性が素晴らしいです。ほぼ全てがインストゥルメンタル・ナンバーですが、2人の楽器が本当に良く歌います。
ヤン・アッカーマンのギターはハード・ロックテイスト溢れる荒く硬い音。その音で迫力あるリフや美しいメロディー、そしてテクニカルなソロをくり出します。一方のタイスはさらに個性的。オルガンサウンド一つとっても、非常に表情豊かに音色やビブラートをコントロールしている上に、フルート、口笛、スキャット、はてはヨーデルまで駆使し、一歩間違えば大道芸的にとっちらかってしまいそうな暴れぶりを、きちんとクラシカルな楽曲の中で活かしきっています。本家イギリスの一流バンドにもなかなか見られない高い音楽性を感じます。
ヤン・アッカーマンのギターはハード・ロックテイスト溢れる荒く硬い音。その音で迫力あるリフや美しいメロディー、そしてテクニカルなソロをくり出します。一方のタイスはさらに個性的。オルガンサウンド一つとっても、非常に表情豊かに音色やビブラートをコントロールしている上に、フルート、口笛、スキャット、はてはヨーデルまで駆使し、一歩間違えば大道芸的にとっちらかってしまいそうな暴れぶりを、きちんとクラシカルな楽曲の中で活かしきっています。本家イギリスの一流バンドにもなかなか見られない高い音楽性を感じます。
[member]
Thijis Van Leer(キーボード、フルート、ボーカル)
Jan Akkerman(ギター
Bert Ruiter(ベース
Pierre Van Der Linden(ドラムス)
Jan Akkerman(ギター
Bert Ruiter(ベース
Pierre Van Der Linden(ドラムス)
[set list]
1. Focus III
2. Answers? Questions! Questions? Answers!
3. Focus II
4. Eruption:
a) Orfeus b) Answer c) Orfeus d) Answer
e) Pupilla f) Tommy g) Pupilla
1. Focus III
2. Answers? Questions! Questions? Answers!
3. Focus II
4. Eruption:
a) Orfeus b) Answer c) Orfeus d) Answer
e) Pupilla f) Tommy g) Pupilla
5. Hocus Pocus
6. Sylvia
7. Hocus Pocus (reprise)
7. Hocus Pocus (reprise)