2013年9月5日木曜日

「Live in Los Angeles 1995」ソラリス



ハンガリーのバンドSolarisが、1995年に「ProgFest '95」に出演した際の映像。曲は名作「Marsbéli Krónikák(火星年代記)」(1984)から組曲中の大作「Marsbéli Krónikák III」。

[members]
István Cziglán(ギター、シンセサイザー)
Róbert Erdész(キーボード)
Attila Kollár(フルート、シンセサイザー)
László Gömör(ドラムス)
Tamás Pócs(ベース)

1984年に「Marsbéli Krónikák」でデビューした後に活動停止、1990年に2nd「Solaris 1990」で復活。観客の盛り上がりからは、寡作なバンドにも関わらずとても根強いファンがいることが伺われます。

音は1970年代を彷彿とさせるアナログ感覚溢れたもので、シンセの音にも洗練さよりも無骨さが感じられますね。ギターもメタルではなくハードロックな音。テクニカルではありますが、歌心を感じさせるプレイが魅力です。

この生真面目さが漂うほどにガッチリとまとまったアンサンブルの上で、クリアーな音色で力強く明快にメロディーを奏でるフルートが、ここでもバンドのカラーを見事に表現しています。

いかにも“東欧”から来た風な地味な雰囲気が漂いますが、堅実なプレイとドラマチックな楽曲に風格すら漂っていますね。

0 件のコメント:

コメントを投稿