このライヴでの「Vernal Equinox」は、アルバム・ヴァージョン以上に歯切れの良いリズム・アンサンブルを聴くことが出来ます。
[members]
Holger Czukay(ベース)
Michael Karoli (ギター)
Jaki Liebezeit (ドラムス)
Irmin Schmidt(キーボード)
「Landed」は、マルコム・ムーニー(Malcolm Mooney)、ダモ鈴木といった専任ボーカリストが脱退し、残りのメンバーでボーカルを担当して作り上げた作品。CAN流ポップス/ハードロックアルバムとも言われます。でもテクニックがあるのに飄々としたリズム・セクションは相変わらずやっぱりCANです。
そのリズムを支えているのはベースのホルガー・チューカイとドラムスのヤキ・リーベツァイト。特にジャズ・ドラマーとし活躍していたヤキの、軽やかで切れのある、流れるようなドラミングが素晴らしいです。
その鉄壁のリズムの上で、ミヒャエル・カローリのギターとイルミン・シュミットのキーボードが、自由に音を乗せていきます。イルミン・シュミットのパーカーションのようなキーボードさばきが、動画で見ると絵になりますね。
その鉄壁のリズムの上で、ミヒャエル・カローリのギターとイルミン・シュミットのキーボードが、自由に音を乗せていきます。イルミン・シュミットのパーカーションのようなキーボードさばきが、動画で見ると絵になりますね。
アルバムほど音を重ねていないため、どこかしらアンビエント寄りの名作「Future Days」(1973)のような浮遊感も感じられるのもまた面白いところです。