イギリスのバンドCaravanが1973年11月にパリのバタクラン劇場で行なったステージにインタビューを加えて制作された、フランスのTV番組「Pop Deux」の映像です。
[members]
Pye Hastings(ギター、ボーカル)
Richard Coughlan(ドラムス)
Geoffrey Richardson(ヴィオラ)
Dave Sinclair(キーボード)
John G Perry(ベース、ボーカル)
Pye Hastings(ギター、ボーカル)
Richard Coughlan(ドラムス)
Geoffrey Richardson(ヴィオラ)
Dave Sinclair(キーボード)
John G Perry(ベース、ボーカル)
[set lilst]
1. The Dog, The Dog, He's At It Again
~ Interview (フランス語吹き替え付き)~
2. Memory Lain, Hugh(最終パート抜粋)
3. For Richard(最終パート抜粋)
4. Medley: L'Auberge Du Sanglier / A Hunting We Shall Go / Pengola / Backwards / A Hunting We Shall Go (Reprise)
「For Girls Who Grow Plump In The Night(夜ごと太る女のために)」が発表された1973年のステージということもあって、「For Richard」のみ1970年発表の「If I Could Do It All Over Again, I'd Do It All Over You(キャラバン登場)」からで、それ以外の3曲は最新アルバムからとなっています。
メンバーもこのアルバムのレコーディング時のもので、ベース&ボーカルのリチャード・シンクレア(Richard Sinclair)が脱退し代わりにジョン・G・ペリーが加入、さらにヴィオラにジェフリー・リチャードソンを迎え、パイ・ヘイスティング主導の新たなラインナップになった時期です。
美しく甘いメロディーを歌うパイ・ヘイスティングの柔らかいハイ・トーン・ボーカルが実に良いですね。ちょっと固めな声のジョン・G・ペリーとのハモりもバッチリです。
そして非常にタイトなインスト部分がまた素晴らしい。出戻りとなったデイヴ・シンクレアのカンタベーリー・テイスト溢れるオルガンも良い味を出しています。
演奏力の高さは、インタビュー後の怒濤のインスト・パートを聴けば明白。ドラマチックなプログレ度も一気に加速します。特にジェフリー・リチャードソンのヴィオラが、すでに無くてはならない存在として大活躍していますね。
この甘いメロディー&ボーカルと高度な演奏力の絶妙なバランスが、キャラバンの真骨頂と言えるでしょう。
この甘いメロディー&ボーカルと高度な演奏力の絶妙なバランスが、キャラバンの真骨頂と言えるでしょう。