2013年2月15日金曜日

「Live at the California Jam 1974」エマーソン、レイク&パーマー



1974年4月にアメリカ、カリフォルニア州で行なわれたロック・フェスティバル“カリフォルニア・ジャム”で、ヘッドライナーを務めたステージのテレビ中継映像です。

「Karn Evil 9(恐怖の頭脳改革)」(1974)発表後のまさに絶頂期のパフォーマンスが、50分以上に渡って堪能できます。グランドピアノごと空中回転するエマーソンの姿が見られるのも、このライヴです。

[members]
Keith Emerson(キーボード)
Greg Lake(ボーカル、ベース、ギター)
Carl Palmer(ドラムス、パーカッション)

[set list]
1. Tocatta
2. Still You Turn Me On
3. Lucky Man
4. Piano improvisations
5. Take A Pebble
6. Karn Evil 9 1st impression part 2
7. Karn Evil 9 3rd impression
8. Spinning Piano
9. Great Gates of Kiev

冒頭の「Tocatta」が切れてしまうのが残念ですが、それ以外にも見どころは一杯です。ソロコンサートのようにギターを爪弾きながら2曲も歌うグレッグ・レイク、何かに急き立てられるようにピアノの超絶技巧だけで聴かせるキース、そこから3人のジャムに突入するところも大きな見せ場です。

グルーヴを感じさせない直線的なカールのドラミングも、クラシックとロックを融合させるという彼らの音楽に於いては、逆に不可欠だったことが伝わってきます。軽いスネアの音はキーボードやベースの低音をかき消さないために、バランス的に重要だったころもわかります。もちろん口まで使ったドラム・ソロ・パフォーマンスはEL&Pならではの見どころの1つ。

しかしなんと言ってもキースのプレイがもう凄まじく、昨今のテクニカル系のバンドのキーボード・プレイヤーとはもう器が違うという感じ。当時のトレードマークと化していたオルガンナイフ刺しパフォーマンスや文字通りの弾き倒しは、この人の過剰さの一部だっことがあらためて感じられます。その過剰さの前ではピアノ回転も自然に見えてくるかも。