カナダの重鎮Rushが1976年12月に、アメリカのニュージャージャー州パセーイク(Passaic)にあるCapitol Theatreで行ったライヴのプロ・ショット映像。
曲は名作「2112」(1976)から大曲「2112」。
[members]
Geddy Lee(ベース、ボーカル)
Alex Lifeson(ギター、ボーカル)
Neil Peart(ドラムス)
[set list]
[set list]
1. Bastille Day
2. Anthem
3. Lakeside Park,
4. 2112
5. Fly By Night/In The Mood
1976年3月に発売した4th「2112(Twenty One Twelve)」が全米61位の大ヒットとなり、まさにビッグなバンドになろうとしている時期のライヴです。
まだゲディ・リーがシンセサイザーを使い始める前の、シンプルなギター・トリオとして音を出しているにもかかわらず、そのサウンドの緻密さや厚みに驚かされます。
シャウトするボーカルや荒々しいギター・リフにハード・ロック的な出自が色濃く出ていますが、ボーカルも含めて三人とも凄まじく演奏が上手いですね。特にニール・パートのドラミングはハード・ロック的なラフさやワイルドさとは違った、落ち着きと安定感のあるタイトでテクニカルなもので、それがバンド全体に知的な美しさを与えています。
ゲディのベース&ボーカルとニールのドラムスという、それ自体が大きな魅力とも言える鉄壁のリズム・セクションに支えられて、アレックスも後半で流麗なソロを聴かせてくれます。
Rush初期の貴重な映像と言えるでしょう。
0 件のコメント:
コメントを投稿