2014年1月11日土曜日

「In Venice 1989」ピンク・フロイド



Pink Floydが1989年7月15日に、イタリアのヴェニスで行ったイタリアTV用の特別コンサートの映像。番組はイタリア、スペイン、イギリス、ドイツ、フランスで放送されたようです。

[members]
David Gilmour(ギター、ボーカル)
Richard Wright(キーボード、ボーカル)
Nick Mason(ドラムス、パーカッション)

[support members]
Jon Carin(キーボード、ボーカル)
Tim Renwick(ギター)
Guy Pratt(ベース、ボーカル)
Scott Page(サックス)
Gary Wallis(バーカッション)
Rachel Fury(バッキング・ボーカル)
Durga McBroom(バッキング・ボーカル)
Lorelei McBroom(バッキング・ボーカル)
  
[set list]
1. Shine You Crazy Diamond 
2. Learning To Fly
3. Yet Another Movie
4. Round And Around
5. Sorrow
6. The Dogs Of War
7. On The Turning Away
8. Time
9. The Great Gig In The Sky
10. Wish You Were Here
11. Money
12. Another Brick In The Wall 
13. Comfortably Numb
14. Run Like Hell 

1983年に「Final Cut」を発表し、活動を停止していたPink Floydが1987年にロジャー・ウォータズ(Roger Waters)抜きで復活し「A Momentary  Lapse of Reason」を発表、併せてワールド・ツアーが始まりました。「The Wall」(1979)に伴う1980〜1981年以来のツアーということもあり、このツアーは非常に好評で何と1989年まで続き、1988年には来日も果たしています。
  
このツアーの映像は公式なものとして「Delicate Sound of Thunder(邦題:光〜PERFECT LIVE!)』があります。これは1988年の8月にニューヨークのナッソー・コロシアムで行われたライヴを収めたもの。こちらのヴェニスでのコンサートはその約1年後となり、ツアーハイライトと言える最終盤の様子を捉えたものと言えます。
  
また場所がヴェニスのグランド・セントラルという運河ということもあって、屋外の特設ステージでのパフォーマンスをゴンドラなどに乗って水上から見るという様子もかなり幻想的です。しかし演奏する方は大変だったようで、放送時間に合わせて曲を短くしたり、あらかじめ決めたスタート時間に従って各曲を始めたりと、かなりの制約と緊張の中にいたとのこと。

しかしツアー終盤ということで演奏は文句なし。前半が「A Momentary  Lapse of Reason」の曲、後半が名曲集という構成で、サポートメンバーの活躍もあり、非常に感動的なステージになっています。レーザーや映像を交えた華麗さが印象的ですが、やっぱりフロントでギター&ボーカルを担当するデイヴ・ギルモアの全力投球ぶりが大きな魅力ですね。

画質・音質も良く、もちろんTV放送用なのでカメラワークも素晴らしい、見事なライヴ映像と言えるでしょう

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