2013年12月21日土曜日

「Amico Flauto 1972」PFM


イタリアのPFM(Premiata Forneria Malconi)が1972年にイタリア国営放送(RAI)の番組「Amico Flauto」に出演した際のTV映像。

曲は1st「Storia Di Un Minuto」(1971)収録曲「Dove...Quando...(Part 2)」。

[members]
Flavio Premoli(キーボード、ボーカル)
Giorgio Piazza(ベース、ボーカル)
Franz Di Cioccio(ドラムス、ボーカル)
Mauro Pagani(フルート、ピッコロ、バイオリン、ボーカル)
Franco Mussida(ギター、メロトロン、ボーカル)

1971年にデビューアルバムStoria Di Un Minuto」、1972年「Per Un Amico」発表後で、マンティコアからの英語版「Photos Of Ghosts」(1973)前という、バンドの歴史最初期にあたる時期の映像となります。

フラヴィオ・プレモリが司会者にメロトロンやムーグ・シンセサイザーの解説をしているのが面白いですね。こうした機材がまだまだ珍しい時期だったことが分かります。プレモリがスポークスマンという感じでしょうか。

しかしそうした“先進的”な楽器に頼ることなく、生ピアノを流麗に弾き始めるプレモリの演奏が素晴らしいですね。マウロ・パガーニはフロントマンとしてバイオリンにフルートに活躍します。終盤まで出番がないギター・マエストロのフランコ・ムシーダは、メロトロンとムーグで曲をドラマチックに盛り上げています。

ラストのバンド一体となった美しくもスキのないアンサンブルが見事です。ハッタリのないPFMの豊かな音楽性が広がります。


Areaからパトリック・シヴァス(Patrick Djivas)を迎える以前の、ジョルジオ・ピアッツァがベースを弾いている映像としても、貴重なものだと思われます。

     

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