オランダのキーボード・トリオTraceが1974年に、イギリスBBCの番組「The Old Grey Whistle Test」で行った、スタジオ・ライヴ。(※ 音量が小さいのでご注意ください)
曲は1974年の第一作「Trace」の冒頭曲「Gaillarde」。
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Rick Van Der Linden(キーボード)
Jaap Van Eik(ベース、ギター)
Pierre Van Der Linden(ドラムス、パーカッション)
ちなみにピエール・バンダー・リンデンはリックの弟。Traceに参加したのは本作のみで、次作「超人王国(Birds)」(1975)では、名手イアン・モズレーに交代します。
「Gaillarde」は、映像冒頭でリックが紹介しているように、バッハの「イタリア協奏曲 第三楽章」がベースになっています。
後のイアン・モズレーと比べてしまうと、どうしてもピエールのドラミングは単調に聞こえてしまい、その分イージー・リスニングに近づいてしまいそうなところを、ヤープのベースがボトムを駆け巡ることで、バンド的な躍動感が保たれています。
キース・エマーソンの向こうを張ろうとしているようなリックのステージングですが、音そのものに破天荒さや暴力性が感じられないので、ちょっと無理している感が出てしまっていますね。
むしろ、ラスト近くのメロトロン・ソロが中々感動的で、Traceらしいさが出ている気がします。
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