イギリスのバンドCaravan(キャラバン)が、1971年にドイツのTV番組「Beat Club」に出演した際のスタジオ・ライブ映像。
[members]
Richard SInclair:アコースティック・ギター、ベース、リード・ボーカル
Dave Sinclair :キーボード
Pye Hastings:ギター
Richard Coughlan:ドラムス
[set list]
1. Golf Girl
2. Winter Wine
曲はどちらも3rdアルバム「In The Land Of Gray And Pink」(1971)から。
「In The Land Of Gray And Pink」と言えば、とにかくLPのB面すべてを占めた22分を超える大作「Nine Feet Underground」。デイヴ・シンクレアのオルガンをメインに、流れるように展開するアンサンブルが素晴らしい傑作です。
でも、Caravanの魅力は、そうしたインスト・アンサンブルが、リチャード・シンクレアやパイ・ヘイスティングのジェントルなボーカルと人懐っこいメロディーと同居しているところにあります。
そんな魅力が爆発しているのがこの2曲。ドラマチックに疾走するドラム&ベース、哀愁あふれるボーカル、そして幻想的なソロを展開するオルガン。ギターのパイ・ヘイスティングはカッティングに徹していて、ここではやや地味ですが、このクールなアンサンブル重視な感じもまたCaravanらしいところでしょう。
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