イギリスのバンド、ストローブスが、8thアルバムとなる最新作「Ghost(幻影)」のツアーで1975年に来日した際の、TV放送用スタジオ・ライヴ映像。NHKのスタジオに観客を入れて収録されたもので、1975年5月10日に「ヤング・ミュージック・ショー」で放映されました。
[members]
Dave Cousins - vocals, guitar
Dave Lambert - lead guitar, vocals
Chas Cronk - bass guitar, vocals
John Hawken - keyboards
Rod Coombes - drums, percussion
[tracklist]
1. Lemon Pie
1. Lemon Pie
2. Remembering / You And I (When We Were Young)
3. New World
4. The Life Auction
5. drum solo
6. Hero And Heroin
7. Just Love
8. Down By The Sea
各曲の収録アルバムは以下の通りです。
「Lemon Pie」、「Remembering」、「You And I (When We Were Young) 」、「The Life Auction」→「幻影(Ghosts)」(1975)
「New World」→「グレイヴ・ニュー・ワールド(Grave New World)」(1972)
「Hero And Heroin」、「Just Love」→「Hero And Heroin(ヒーロー・アンド・ヒロイン)」(1974)
「Down By The Sea」→「バースティング・アット・ ザ・シームス(Bursting at the Seams)」(1973)
各曲の収録アルバムは以下の通りです。
「Lemon Pie」、「Remembering」、「You And I (When We Were Young) 」、「The Life Auction」→「幻影(Ghosts)」(1975)
「New World」→「グレイヴ・ニュー・ワールド(Grave New World)」(1972)
「Hero And Heroin」、「Just Love」→「Hero And Heroin(ヒーロー・アンド・ヒロイン)」(1974)
「Down By The Sea」→「バースティング・アット・ ザ・シームス(Bursting at the Seams)」(1973)
アコースティックでポップなサウンドで出発したバンドが、リック・ウェイクマンの加入を機にトラッドやクラシック音楽を取り込み、次第にエレクトリック・バンド化も進みます。
この頃になるとさらにプログレッシヴ・ロックへと傾倒し、ルネッサンスの初代キーボード奏者ジョン・ホーケンを迎え、「ヒーロー・アンド・ヒロイン」(1974)、「幻影」(1975)とアルバムを発表します。
そのジョン・ホーケンが、リック・ウェイクマンばりに、グランドピアノ、フェンダー・ローズ、黒いメロトロンM400S2台、ミニ・ムーグ2台と、キーボードの〝要塞〟に陣取っているのが印象的です。
もちろんプレイの面でも、美しいローズ・ピアノ、物憂いミニ・ムーグ、ドラマチックなメロトロンと、職人的な素晴らしい仕事をしています。
この頃になるとさらにプログレッシヴ・ロックへと傾倒し、ルネッサンスの初代キーボード奏者ジョン・ホーケンを迎え、「ヒーロー・アンド・ヒロイン」(1974)、「幻影」(1975)とアルバムを発表します。
そのジョン・ホーケンが、リック・ウェイクマンばりに、グランドピアノ、フェンダー・ローズ、黒いメロトロンM400S2台、ミニ・ムーグ2台と、キーボードの〝要塞〟に陣取っているのが印象的です。
もちろんプレイの面でも、美しいローズ・ピアノ、物憂いミニ・ムーグ、ドラマチックなメロトロンと、職人的な素晴らしい仕事をしています。
ライヴらしくアルバム以上に熱い演奏になっていて、人懐こいメロディーの素晴らしさ、デイヴ・カズンズの独特なボーカル、三声のハーモニーの魅力に、ロックっぽい力強さが加わっているのも魅力ですね。
当時「幻影」をFMラジオで聞き、アルバムを入手し、いわゆるプログレッシヴ・ロックと言うには少し地味でポップ過ぎるかなと思いつつも、アルバムが愛聴盤になっていたこともあり、「ヤング・ミュージック・ショー」を食い入るように見た記憶がありますが、今見ても、実に安定した演奏による素晴らしいステージだったことが分かります。
本ツアー後にジョン・ホーケンはバンドを脱退し、イリュージョンに参加して2枚のアルバムを制作することになります。ジョン・ホーケンのプレイ映像としても、貴重なものと言えるでしょう。