2013年1月29日火曜日

「Live in Paris 1973」タンジェリン・ドリーム



ドイツ孤高のエレクトロニクス・バンドTangerine Dreamによる、1973年2月15日パリ公演の映像です。

Tangerine Dreamは現在でもエドガー・フローゼを中心に勢力的に活動していますが、この映像はまさにTangerine Dreamがプログレッシヴなエレクトロ・サウンドを追求し、最高のラインアップとも言える3人で傑作アルバムを作り出していた時期です。
 
Edgar Froese(VCS3シンセサイザー、オルガン、ギター)
Chris Franke(VCS3シンセサイザー、ムーグシンセサイザー)
Peter Baumann(VCS3シンセサイザーオルガン、エレクトリックピアノ、フルート)

1973年というとアルバム「Atem」を発表し、翌1974年の「Phaedra」で確立されるアナログ・シーケンサー・リズムを、試行錯誤しながら生み出そうとしている時期と言えるでしょうか。この“瞬間の音”にこだわっている3人の真剣な表情が、動きの少ない“絵”なのに独特な緊張感を生んでいますね。