2013年1月20日日曜日

「Live in Mexico 2004」ソラリス



1983年に「Marsbeli Kronikak(火星年代記)」でデビューし、瞬く間に1980年代ハンガリーを代表するバンドとなったSolarisによる、2004年3月メキシコMonterreybenでの45分にわたるライヴ。

1999年発表の「Nostradamus : Book of Prophecies」ツアーのステージで、ボーカルに迎えられたKisszabó Gáborが朗々たるオペラチックな歌を披露、女性コーラスも恐らくビデオとシンクロさせるかたちで再現されています。アルバム・バージョンも荘厳でドラマチックですが、それに勝るとも劣らない完成度の高い貫禄のステージです。

もちろん各メンバーのテクニックも文句なし。中でもやはりKisszabó Gáborの圧倒的な声を中心に、力強く響き渡るメンバーの男性合唱が本作の大きな魅力と言えるでしょう。もちろんSolarisの特徴であるKollar Attilaのフルートも流麗なギターと張り合うくらいに曲を引っ張っていきます。東欧的な愚直さやプリミティブな要素なども大きな魅力です。