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2020年5月6日水曜日

「PULSE」ピンク・フロイド(Pink Floyd)


Pink Floydは、1994年作「対(Division Bell)」発表後にワールド・ツアー(77箇所、110公演!)を行いましたが、本作はその中で1994年10月にロンドンのアールズコート・エキシビション・センターで行なった公演を記録した映像です。

Roger Watersのいない、David Guimourを中心とした布陣ですが、このツアーは“史上最大の光と音のスペクタクル・ショー”として、今も語り継がれているものす。1995年に「P.U.L.S.E」というタイトルでライヴ・アルバム及びVHSとレーザー・ディスクが発売されました。その後、10年以上の歳月を経て、2006年にようやく邦題「驚異」としてDVD化されました。

そのrestored & re-editedバージョンが、Youtubeでofficialに見ることができます。ぜひご堪能ください。
  
[members]
David Gilmour :lead vocals, guitars, lap steel guitar, talk box
Richard Wright:keyboards, backing vocals, lead vocals on "Time" and "Comfortably Numb" (verses)
Nick Mason:drums, gong, roto-toms
  
[Additional personnel]
Guy Pratt:bass guitar, backing vocals, lead vocals on "Comfortably Numb" (verses) and "Run Like Hell"
Jon Carin:keyboards, programming, backing vocals, lead vocals on "Comfortably Numb" (verses)
Sam Brown:backing vocals, first lead vocalist on "The Great Gig in the Sky"
Durga McBroom:backing vocals, second lead vocalist on "The Great Gig in the Sky"
Claudia Fontaine: backing vocals, third lead vocalist on "The Great Gig in the Sky"
Tim Renwick:guitars, backing vocals
Dick Parry: saxophones
Gary Wallis:percussion, additional drums (played and programmed)

[set list]
1. Speak To Me
2. Breathe (In The Air)         
3. On The Run        
4. Time
5. The Great Gig In The Sky
6. Money
7. Us And Them
8. Any Colour You Like
9. Brain Damage
10. Eclipse
11. Sorrow
12. Keep Talking
13. High Hopes
14. Wish You Were Here
15. Comfortably Numb

1〜10は名作「狂気(The Dark Side of the Moon)」(1973)全曲、11〜13は「対(Division Bell)」(1994)、14は「あなたがここにいてほしい(Wish You Were Here)」(1975)、15は「ザ・ウォール(The Wall)」(1979)収録曲です。


2016年11月1日火曜日

「Live 8 2005」ピンク・フロイド(Pink Floyd)



Live 8(アフリカ貧困撲滅チャリティーコンサート)に賛同し、24年ぶりにリユニオンした際の貴重な映像。2005年7月2日、ロンドンのハイドパークでのステージ。


[members]

David Gilmour(ギター、ボーカル)
Nick Mason(ドラムス)
Roger Waters(ベース、ボーカル)
Richard Wright(キーボード、ボーカル)
  
[setlist]
1. Breathe
2. Money
3. Wish You Were Here
4. Comfortably Numb

直後にイギリスのDaily Mirror紙が行ったLive 8でのベスト・パフォーマンスで一位を獲得した彼らですが、別に他のミュージシャンと比較する必要はないでしょう。何より嬉しいのはPink FloydがちゃんとPink Floydとして堂々たるステージを行っていることです。

   
ここには、企画先行で形だけ再編されたようないい加減さや緩さは微塵もありません。素晴らしいギターソロを連発するギルモア、ちょっとヨレ気味だけれどあの独特な鼻にかかった声で精一杯歌うウォーターズ。そしてあらためて感じる、リック・ライトとニック・メイスンの、〝弾きすぎない〟巧みさ。
    
リック・ライトの映像が少ないのが残念ですが、モニター用のヘッドフォンを脱ぎ捨てるニック・メイスンがカッコイイ!

そのステージに向けたリハーサル映像がこちら。





2014年1月11日土曜日

「In Venice 1989」ピンク・フロイド



Pink Floydが1989年7月15日に、イタリアのヴェニスで行ったイタリアTV用の特別コンサートの映像。番組はイタリア、スペイン、イギリス、ドイツ、フランスで放送されたようです。

[members]
David Gilmour(ギター、ボーカル)
Richard Wright(キーボード、ボーカル)
Nick Mason(ドラムス、パーカッション)

[support members]
Jon Carin(キーボード、ボーカル)
Tim Renwick(ギター)
Guy Pratt(ベース、ボーカル)
Scott Page(サックス)
Gary Wallis(バーカッション)
Rachel Fury(バッキング・ボーカル)
Durga McBroom(バッキング・ボーカル)
Lorelei McBroom(バッキング・ボーカル)
  
[set list]
1. Shine You Crazy Diamond 
2. Learning To Fly
3. Yet Another Movie
4. Round And Around
5. Sorrow
6. The Dogs Of War
7. On The Turning Away
8. Time
9. The Great Gig In The Sky
10. Wish You Were Here
11. Money
12. Another Brick In The Wall 
13. Comfortably Numb
14. Run Like Hell 

1983年に「Final Cut」を発表し、活動を停止していたPink Floydが1987年にロジャー・ウォータズ(Roger Waters)抜きで復活し「A Momentary  Lapse of Reason」を発表、併せてワールド・ツアーが始まりました。「The Wall」(1979)に伴う1980〜1981年以来のツアーということもあり、このツアーは非常に好評で何と1989年まで続き、1988年には来日も果たしています。
  
このツアーの映像は公式なものとして「Delicate Sound of Thunder(邦題:光〜PERFECT LIVE!)』があります。これは1988年の8月にニューヨークのナッソー・コロシアムで行われたライヴを収めたもの。こちらのヴェニスでのコンサートはその約1年後となり、ツアーハイライトと言える最終盤の様子を捉えたものと言えます。
  
また場所がヴェニスのグランド・セントラルという運河ということもあって、屋外の特設ステージでのパフォーマンスをゴンドラなどに乗って水上から見るという様子もかなり幻想的です。しかし演奏する方は大変だったようで、放送時間に合わせて曲を短くしたり、あらかじめ決めたスタート時間に従って各曲を始めたりと、かなりの制約と緊張の中にいたとのこと。

しかしツアー終盤ということで演奏は文句なし。前半が「A Momentary  Lapse of Reason」の曲、後半が名曲集という構成で、サポートメンバーの活躍もあり、非常に感動的なステージになっています。レーザーや映像を交えた華麗さが印象的ですが、やっぱりフロントでギター&ボーカルを担当するデイヴ・ギルモアの全力投球ぶりが大きな魅力ですね。

画質・音質も良く、もちろんTV放送用なのでカメラワークも素晴らしい、見事なライヴ映像と言えるでしょう。

2013年9月7日土曜日

「Live at the Bath Festival 1970」ピンク・フロイド



Pink Floydが1970年6月にBath Festivalに参加した時の貴重な映像。ブラスとコーラスが入った演奏で、曲は「Atom Heart Mother」(1970)から大曲「Atom Heart Mother」。

[members]
David Gilmour(ギター、ボーカル)
Nick Mason(ドラムス)
Roger Waters(ベース、ボーカル)
Richard Wright(キーボード、ボーカル)


Bath FestivalはSantana、Led Zeppelin、Frank Zappa、Fairport Conventionなどが出演したかなり大きなフェスティバルだったようで、そのためこうした映像が残っていたのだと思われます。

「Atom Heart Mother」は1970年1月が初演、以来ライヴのレパートリーになっていきました。当初はメンバー4人による演奏によるインスト曲でしたが、前衛音楽家ロン・ギーシン(Ron Geesin)の協力を得て10月に発売されるアルバム収録の最終形へと大きく変貌していくことになります。

そしてこのBath Festivalでブラスとコーラスが加わったアルバムに近いバージョンが初披露されます。曲名が「Atom Heart Mother」になるのは9月の「BBCコンサート」出演時なので、ここではまだ「Amazing Pudding」と紹介されています。

演奏には少し間延びしたようなたどたどしさが感じられますが、洗練されていない分、ロックバンドとブラスとコーラスがぶつかり合うような荒々しさがまた魅力ですね。オーケストラではなくブラス隊ので、チェロのソロ・パートなどもブラスが奏でています。キレたようなコーラス隊が印象的です。

2013年8月30日金曜日

「Hakone Aphrodite 1971」ピンク・フロイド



Pink Floydが1971年8月に初来日し、野外音楽フェスティバル「箱根アフロディーテ」に出演した際のTV映像。テレビ埼玉の「サウンド スーパーシティ」で放映されたものです。

曲は「Atom Heart Mother」(1970)から「Atom Heat Mother」抜粋。

[members]
David Gilmour(ギター、ボーカル)
Nick Mason(ドラムス)
Roger Waters(ベース、ボーカル)
Richard Wright(キーボード、ボーカル)

当時は「Atom Heart Mother」発売後で、「Meddle」発売直前という時期(10/30発売)。ステージでは「Atom Heart Mother」を皮切りに5曲を演奏し、その「Meddle」からも未発表曲だった「Echoes」をお披露目してくれたのでした。

音楽とはリンクしていない演奏風景に来日時の様々なオフ・ショットを組み合わせたものなので、ライヴ映像と言うよりは来日記録映像と言った趣きですね。

演奏の様子を味わうという点では物足りなさがありますが、1971年にPink Floydが来日したというとんでもない事実を記録した貴重な映像と言えるでしょう。

演奏に耳を傾けると、4人による「Atom Heart Mother」が、アルバムとはまた違った魅力に溢れていることが分かります。力強いベースと、荒々しいドラムス、サイケデリックなギター、幻想的なスキャット、そして崇高なハモンドの音。こんな演奏を霧立ち込める屋外で聴けたというのは羨ましい限りです。

尚メンバー名でNick Masonが“Nicki Mason”になっているのはご愛嬌。