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2015年11月5日木曜日

「Sguardo verso il cielo & Una dolcezza nuova」レ・オルメ



イタリアのバンドLe Ormeがイタリア国営テレビRAI UNOで行ったスタジオライヴ。曲目から察すると4thアルバム「Uomo di pezza」が発表された1972年頃の映像だと思われます。
  

[members]
Toni Pagliuca(キーボード)
Aldo Tagliapietra(ボーカル、ベース、ギター)
Michi Dei Rossi(ドラムス、パーカッション)

[setlist]
1. Sguardo verso il cielo
2. Una dolcezza nuova

1はアルバム「Collage(コラージュ)」(1971)の曲で、シングルカットもされたもの。2はアルバム「Uomo di pezza(包帯の男)」(1972)から。両方とも抜粋(サワリ程度)したものをメドレーで演奏しています。

「Una dolcezza nuova」の美しいソロ・ピアノパートを、キーボードのトニ-・パッリューカではなくオーケストラ側のピアニストに任せているあたり、オーケストラとロック・バンドの共演が売りのこの番組的には仕方ないところでしょう。

しかし、EL&P的な超絶キーボード・トリオではなく、アルド・タリアピエトラの素朴で美しいボーカルを核としたロック/ポップ・バンドであることを、くしくも表しているようにも思います。このボーカルとキーボードのバランスが絶妙で、それこそがレ・オルメの大きな魅力と言えるでしょう。

2014年1月20日月曜日

「Live in Modena 1975」レ・オルメ



イタリアのキーボード・トリオLe Ormeが1975年5月にイタリアのModenaで行ったコンサート映像。

[members]
Toni Pagliuca(キーボード)
Aldo Tagliapietra(ボーカル、ベース、ギター)
Michi Dei Rossi(ドラムス、パーカッション)

[set list]
1. Sera
2. India
3. Felona e Sorona(抜粋)
4. Cemento Armato
5. Medley (La Porta Chiusa - Collage)

後にダブル・キーボードになったりギター奏者が加入したりしますが、この時点ではトリオ編成で「Collage」(1971)から「Cllage」と「Cemento Armato」、「Uomo Di Pezza」(1972)から「La Porta Chiusa」、「Felona e Sorona」(1973)から同アルバム抜粋、「Contrappunti」(1974)から「India」、そして1975年のシングル曲「Sera」を演奏しています。「Cemento Armato」から切れ目無しでなだれ込んで行くラストは、インスト部分を繋げたメドレーになっていますね。

TV放映用と思われる映像で、数台のカメラを駆使して記録された演奏の様子はとても見応えがありますが、いかんせん画質・音質ともに厳しいのが残念です。1975年であれば時期的にもっとクリアな映像であってもおかしくないので、尚更その質の悪さが惜しまれます。

しかし演奏は素晴らしく、サポートなどを入れずに3人だけで見事なステージを繰り広げています。決してテクニック的に聴衆を圧倒するようなパフォーマンスではありませんし、そういう音楽性のバンドでもないのですが、タイトに引き締まったアンサンブルとそれぞれの楽器の音を活かした思いの外厚みのあるサウンドに引込まれますね。あらためて豊かな音楽性を感じさせてくれます。

多彩で深みのあるトニー・パッリューカのキーボードを中心に、哀愁あふれるアルド・タリアピエトラのボーカルがLe Ormeのクラシカルで浮遊感あふれる独特な世界を築いていきますが、ミキ・デイ・ロッシの安定感抜群なドラミングもまた大きな魅力です。

ハイライトはやはりインストパートが充実している「Felona e Sorona」と言えますが、「India」もライヴ用アレンジで聴かせますし、もともとメロディーが美しくアルドのボーカルが特徴のバンドなので「Sera」のようなポップな曲もまた良いですね。

2013年6月9日日曜日

「Musica in Libertà 1974」レ・オルメ



イタリアのキーボード・トリオLe OrmeがイタリアのTV番組「Musica in Libertà」に出演した際のスタジオライヴ。「Contrappunti」(1974)の曲を演奏しているので、1974年の映像ではないかと思われます。

曲は「Contrappunti」から「Contrappunti」と「Frutto Acerbo」の2曲。

[members]
Toni Pagliuca(キーボード)
Aldo Tagliapietra(ボーカル、ベース、ギター)
Michi Dei Rossi(ドラムス、パーカッション)

名作「Felona e Solona」(1973)に続く「Contrappunti」は、作曲家/編曲家/指揮者であるGian Piero Reverberiが参加して作られた作品。恐らく協力はアルバム制作のみで、ライヴ活動には参加していなかったと思われますが、作品の方向性や完成度には大きく貢献していたことが想像されます。

そんな経緯もあり、バンドも演奏がこなれてきたこともあってか、Le Ormeの作品の中でも、ここで演奏されるアルバムタイトル曲は、完成度の点で屈指の出来でしょう。

かつてはドタバタしていたミッキ・デイ・ソッシのドラムスもテクニカルでキレの良い音を叩き出し、キーボードのトニー・パッリューカも多彩ながら無駄も気負いも無い誠実なプレイが光ります。

しかしやはりアルド・タリアピエトラの哀愁のボーカルが素晴らしいですね。そして耳に残る美しいメロディーもLe Ormeならではです。