2013年9月18日水曜日

「Live at Drury Lane 1974」バークレイ・ジェイムズ・ハーヴェスト



イギリスのバンドBarclay James Harvestが、1974年にドルリーレーン王立劇場で行なったライヴ映像。

曲は2nd「Once Again」(1971)から、名曲「Mocking Bird」。

[members]
John Lees(リードギター、ボーカル)
Les Holroyd(ベース、リズムギター、ボーカル)
Stuart "Wooly" Wolstenholme(キーボード)
Mel Pritchard(ドラムス)

1974年というとライヴ・アルバム「Barclay James Harvest Live」が発売された年。そのライヴ・アルバムはリヴァプール・スタジアムとドルリーレーン王立劇場の演奏が収録されているので、このビデオはその“映像版”と言って良い内容です。

前作「Everyone Is Everybody Else」(1974)でレコード会社を移籍し、オーケストラと一体となったシンフォニックなサウンドからキーボード・オーケストレーションによる4人だけのバンド・サウンドへと変化した彼ら。そんなバンドとしての力強さのようなものが感じられる素晴らしいパフォーマンスです。

オーケストラの代わりを務めるのはウーリー・ウルステンホルムのキーボード。特に彼の担当は「キーボード」ではなく「メロトロン」じゃないか?と思えるほどのメロトロンサウンドが、全編に渡って押し寄せてきます。

この曲のメランコリックなメロディーを、ウーリーのソフトなボーカルを中心に三声のハーモニーが歌い上げます。ジョン・リーの泣きのギター、ダブルネックでベースとギターに活躍するレス・ホルロイド、力強いドラミングでドラマチックに曲を盛り上げるメル・プリチャード。オーケストラがいない寂しさなど微塵も感じさせない堂々たる演奏です。

後半部分でのギターとメロトロンのハモりなど鳥肌ものでしょう。

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